Greeting of farewells

大和キャンパスをこの3月に去ることになった皆さんに、「一番心に残った思い出」をテーマにご執筆いただきました。皆様の新天地でのご活躍をお祈りいたします。

尾上史郎さん

 朝、家の扉を開けて最初に吸い込む空気が、好きです。大和キャンパスの思い出と言えば、やはり何といってもこの澄み切った空気感です。どこに出かけていても、このキャンパスに戻ってきてこの空気に包まれると全身が内側まで、清められるような思いがします。ここに3年間集い、あるいは6年間この空気を吸い、この水を飲み、学び続けることで身体の細胞の奥深くにまでその記憶は刻み込まれるに違いありません。そして、その人の生涯の本当に必要な時に、その記憶は、目を覚まし、その人を導いてくれるように思います。今回、この場所を離れるにあたって思うことは、ローマ12:18の聖句です。
 「できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。」ここに集う者がこの言葉を実行し、その記憶を一人一人が全身の深いところに記憶として刻み付けることです。大和キャンパスが、そのような場所であり続けられますように、心から願っています。

名嘉春香さん

 キャンパスでの思い出はいくつもありますが、毎年の教会クリスマス会でコワイヤーやベルに参加させていただいたことが本当に感謝でした。
 中でも3年前のクリスマスコンサートで歌った「さやかに星はきらめき」が印象に残っています。毎年歌われる定番の賛美歌ではありますが、「伝えよその訪れを、広めよ清きみわざを、讃えよ声の限り」と歌うこの歌を、同僚の先生方とそのご家族、さらに自分が住むコミュニティの方々と声を合わせて賛美できるということは、実はとても稀有なことなのではないかと歌いながら感じていました。こんなにも恵まれた環境で過ごせたことを神様に感謝しています。
 一方で私は至らない点が多く、ご迷惑ばかりお掛けしてしまいました。それでもいつも温かくお声かけくださり、私が辛い時は差し入れをしてくださったり、手紙をくださったりとキャンパスの皆様には助けていただきました。心から感謝です。6年間ありがとうございました。

下地一市・博子ご夫妻 “今日も歩けた”

 <12,022,515歩>これは2014年9月~2017年2月の間にキャンパスを歩いた歩行数です。毎朝、同じ時刻に、同じコースを歩きながら、四季折々に神さまのお恵みを感謝しています。天気良い日は、どこを歩いても、そこは壮大なプラネタリウムです。満天の星の天体ショーは一日とて同じ日はありません。天地の創造者なる神の御業に、新しい発見、気づき、驚き、讃美の連続でした。北の空の星は、北極星を中心に、時計の針と反対方向に移動し、南の空の星は東から西へ時計の針と同じ方向に動いています。明けの明星を観察ポイントにすると、周りの星の位置が、1か月で約30度東から西に動いています。早朝の月は、満月の頃より西の空に見え、位置は一日に約15度、西から東の方に移動していきます。輝く日を仰ぐとき(126番)など希望の讃美歌を歌いながら「今日も歩けた」日々と、皆様と親しくお交わりできたことを神さまに感謝いたします。ありがとうございました。

大橋拓哉さん

 一番の思い出で‥‥そうですね。雷でしょうか。子どもたちがテストか何かをしていた時でした。私は、なんとなく窓のサッシのところに手をかけて外を眺めたのですが、まさにそのタイミングで、雷が目の前に落ちました。強烈な光とともに辺りが一瞬、何も見えなくなり、次の瞬間、耳をつんざくもの凄い音とともに建物が揺れました。正直、油断していました。パニックになってしまい何が起こったのか、すぐには把握できませんでした。SF映画さながらの非現実的な状況に、本気で宇宙人の襲来かと思ったくらいです。もう一度窓の外を覗くと、テニスコート辺りから煙が立ち上っているのが見えました。そこではじめて雷が落ちたことを認識できました。40年生きてきましたが、こんな経験は初めてでした。間近で雷が落ちる所を目撃したのです。これはこの小学校にいたからこそ経験できたことです。他のどの三育小学校に赴任したとしてもこんな経験はできなかったことでしょう。ニュースなどで雷に打たれて人が亡くなったと聞くことはありましたが実感の伴わないものでした。しかし、この経験を通して雷の怖さをまざまざと知ることができました。あれを直に受けたら確かに人は死にます。この、のどかで平和な大和キャンパスにも死角がありました。雷だけは、どうぞ皆さん、お気をつけください。

和田真太郎さん

 この4年間で、こんなにも生徒たちから助けられ、支えられるとは思ってもみませんでした。学生時代のことを思い返しながら生徒たちと関わり、モニターの仕事にも慣れてきた頃、ある日の部活中に怪我をしてしまいました。私生活もままならない状態が続いたのですが、そのとき洗濯や食事など、身の回りのことを手伝ってくれたのは生徒たちでした。たくさんの生徒が毎日私の様子を見に来て、困っていることはないかと声をかけてくれたのです。生徒たちを身近な存在として助け成長させることが自分の役割だと思っていましたが、この時になって、生徒たちにも助けてもらいながら一緒に成長していこうと思えるようになりました。
 中学生をはじめ、小学生や高校生とも関わる機会が与えられたことは自分の成長とともに本当に大きな励みとなりました。来年度からは広島を卒業していった生徒たち同様、新たな一歩を踏み出そうと思います。4年間ありがとうございました。

橋本紗代さん

 1年間という短い間でしたが、本当にお世話になりました。
 毎日が新しいことの連続で、不安がある中でのスタートでしたが、今では本当に恵まれた時間を過ごさせていただいたなと感じています。毎週教会に行くことができること、また寮での礼拝に参加することも喜びの一つでした。
 オリブ寮では土曜日の夕礼拝に、みんなで課題を挙げて同室者と「祈りの組」を持っています。私がそこで印象に残っていることがあります。それは、お願いする課題よりも、感謝の課題の方がたくさん挙げられるということでした。日々の生活の中でたくさんの感謝できる心が育っているんだなぁ-と、とても嬉しい気持ちになると同時に、私自身ハッとさせられるできごとでした。
 今振り返ってみると、このキャンパスで生活する機会が与えられたこと、また毎日の一つ一つのでき事もすべて神様の導きであったと感じています。ありがとうございました。

内田直孝さん

 今年度はありがとうございました。モニターとしてこの学院に戻ってきて、不安なこともありましたが、僕を知ってくださっているキャンパスの皆さんに「声」をかけていただいて楽しく過ごすことができました。よく、「生徒と思った」と言われましたが、密かに若く見られたことを嬉しく感じていました。ほかにも小さい子どもたちと名前を呼んでもらって楽しく遊んだことも忘れられません。ここでの1年は、一生の思い出です。




春名ちよ子さん

 いきなりですが、「はこぶね」の最初の自己紹介で三谷屋に行けなかったと書きました。1年経った今では、三谷屋はもちろん、市内にもちゃんと行けるようになりました。
 このキャンパスでの1年は、本当にあっという間でした。思い出と言われたら、きりがないほど、う~んとあるのですが、1番印象深く残っているのは体育祭です。
 最初に言っておきますと、モニターで生徒より本気で参加するのは私くらいです。中でも、特に本気を出したのは我田引水でした。その証拠に、生徒が投げたタイヤが至近距離で顔面に当たるという始末です。でも、こうしてたくさんかわいい生徒たちと一緒に汗をかいたり、おしゃべりしたり、時にはふざけあったりと、楽しい交流ができたと同時に、生徒たちからたくさんのいい刺激を受けることができました。本当に充実した、忘れることができない、この1年でした。




熊谷恵人くん(中学3年)が、卒業週の安息日(3月18日)にバプテスマを受浸されました。司式は池宮城牧師でした。また、18日は、小学6年生の根本かのんさんと田渕叶(かな)
さんのお二人が、礼拝後、バプテスマを受浸されます。熊谷くん、かのんさん、叶さんの今後の信仰生活が主にあって支えられますようお祈りいたします。本当におめでとうございます。