はこぶね230

Greeting of farewells

大和キャンパスをこの3月に去ることになった皆さんに、それぞれの「一番心に残った思い出」をテーマにご執筆いただきました。皆様の新天地でのご活躍をお祈りいたします。

藤田光・紀子 さん

2年間、大変お世話になりました。教会でいつもあたたかく受け入れてくださりありがとうございました。

鳥の声で目覚めることができる、こんな贅沢な朝を迎えることができるのは、ここ広島ぐらいではないでしょうか。30年ほど前、子どもと散歩をしているときに「今が一番よ」と声をかけられました。初めての子どもで、自分の時間もなく過ごしていたときなので、言われた意味がよく分かりませんでした。小さなお子さんと一緒におられる若いお母さんを見るにつけ、あのときの言葉を思い出し、今ならその意見が分かるような気がしています。子育てに追われていた頃は、気づかなかったのですが……。ここに満たされている平和な空気感、「神さまからの愛の数々……の中で生活することの幸せ」を言われていたのだと。

この場所を去る寂しさはありますが、今は賛美歌360番(山ゆくも海ゆくも)を信じて、一歩ふみ出そうと思っています。短い間でしたが、教会での交わり、うどん会食、女性会等、楽しく過ごさせていただきありがとうございました。ただ、息子夫婦はこちらにおりますので、お目にかかることもあると思います。今後とも宜しくお願いたします。

阿部幸香 さん

2年間という短い期間でしたが、ありがとうございました。中・高生のときに、お世話になった先生方と一緒に働いて、同じキャンパスで生活できたことは、不思議な感じと嬉しい気持ちと、恥ずかしい気持ちと、たくさんの思いがあった2年間でした。 私は、食に欲がなく、面倒くさがりなので、食堂が休みになるとあまりご飯を食べなくなることを知ってか、知らずか、たくさんの先生方のお宅におじゃまさせていただいて、おいしいごはんをお腹いっぱい食べさせていただき、休みをしのいでいました。スミルナ寮内に住んでいたので、ひとり暮らしという感じはあまり経験できませんでしたが、皆さんの優しさに支えられ、2年間頑張ることができました。東京に帰り、また新しい生活が始まりますが、このキャンパスの思い出を胸に頑張ります。いつも皆様のことをお祈りさせていただきたいと思います。(19日・転居予定)

根本愛莉 さん

この1年間を振り返ってみると、本当に色々なことがありました。広島での仕事が始まる直前に震災が起き、不安な気持ちを抱えたままここへやって来ました。 しかし、学院の先生方や教会員の方々の暖かい歓迎や声掛けに励まされ、不安な気持ちが一気に和らいだのを今でもはっきりと覚えています。玄関へ入った瞬間に聞こえてくる「ようこそ三育教会へ」という挨拶や、生徒たちの活動報告、聖書研究ガイドを共に学んだり、牧師先生のお話を聞いたり、その全体を通しての暖かさが母教会を思い起こさせ、少し甘えるような気持ちで出席させてもらっていました。1年の仕事を終え、東京へ戻りますが、祈ることを忘れず神さまを一番に歩んでいきたいと思います。本当にこの1年間支えて下さってありがとうございました。(16日・転居)

金城重光・清美 さん

結婚生活30年の中の半分以上を、この緑豊かな大和キャンパスで過ごしました。タヌキやキツネ、キジにシカ、小鳥のさえずり、そして同じ信仰のご近所さんがいて、ここは私達の地上の天国でした。我が子らは幼い頃、野山を駆け回り、雪の日はそり遊び、山に分け入り秘密基地、存分に山の子を謳歌しました。私達夫婦も生徒達に元気をもらい、悩みの日喜びの日の祈りの友のたくさんの祈り、主にある兄弟姉妹の笑顔、家への事あるごとのご招待、病気の時のお見舞い、困った時に駆けつけ即対応の管理部の先生方、子供達を教えて下さった先生方、すべての先生方にご家族に感謝でいっぱいです。 いよいよこの恵まれた場所を離れますが、何処にいても主が共におられるとの確信で感謝と喜びを探し、そして愛する皆様の上に神様の祝福とお導きをこれからも祈り続けます。本当にお世話になり有難うございました。(17日・転居予定)

平田 生 さん

このキャンパスに戻ってきて、あっという間に1年が過ぎてしまい、またこのキャンパスを離れることとなりました。キャンパスに来ることになったときには「大和からは、離れても離れられないのか」と笑ったものですが、いざ本当に離れることになってしまうと寂しいものがあります。 この1年で一番の思い出は、やはり子どもたちと一緒に学ばせて頂いたことです。僕自身、複式学級に対して「教える側」で関わることは初めてであり、何もかもが手探りの状態から始まりました。うまくいかないこともたくさんありましたが、とても充実した1年間を過ごすことができました。これも子どもたちをはじめ、キャンパスの皆様があたたかく見守り支えてくださり、また神様が守り導いてくださったからだと思っております。来年度からは新しい場所での働きとなりますが、ここで得たこと、学んだことを忘れずに次へ生かしていきたいと思います。ありがとうございました。(23日・搬出予定)

比嘉良寛・智子・さやか さん

このたび広島から沖縄に転勤になりました。沖縄出身でありながら、今回が沖縄三育中学校での初めての勤務となります。今はわくわくした気持ちでいっぱいですが、きっときっと広島での生活を懐かしく思い出すことでしょう。寒くて寒くてたまらない冬、朝起きて、真っ白な銀世界に驚くことはもうありません。 私は冬の、空気がしんとする静かな夜が大好きでした。秋の紅葉、春の桜、そして夏……広島の夏は涼しく、近くの川や海で遊ぶ夏休みは最高でした。そして一緒に働いた先生方やその家族の皆様、ログチャペルの教会員の皆様には本当にお世話になりました。

特にめぐみの病気の時に皆様が支えて下さったこと、本当に一生忘れません。私だけでなく、家内もさやかも本当に広島を離れることを寂しがっています。ここが本当のふるさとになってしまっているようです。何度お礼を言っても足りませんが、これからも皆様の上に神様の大きな祝福と導きがあることを祈っています。沖縄にお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。(20日・転居予定)

田中義朗・哲子 さん

北浦から広島への転勤の際、任ぜられた仕事は「舎監」。経験のなかった私に、「5年舎監をしたら表彰しよう」と言われてやって来ました。当時、舎監は一人が当たり前、70人の生徒の中に飛び込みました。前任者の大黒先生にはお世話になりました。大黒先生とはタイプの違う私、当然同じようには出来ません。「ならん事はならん」という精神で、当時の生徒からは「舎監はとてつもなく怖い存在」と思われたようです。 寮生活では学習能力を伸ばすことはできないと言われないためにも、自習時間は本気モード全開!

相棒の竹刀とともに巡回し、ときどき竹刀がものをいったこともあったようです。曽根田院長から「竹刀は、しないように」と言われるまで、卒業生が「先生、役立てて」と持ってきたりして集まった竹刀は合計5本……ハチャメチャな舎監生活でした。気がついたら前後20年、神さまの守り以外考えられないと思います。そんな私を陰でずーっと支えてくれ、付いてきてくれた家内には本当に感謝です。(11日・転居)

堀 圭佑さん

キャンパスでの一番の思い出は、中学生時代から憧れていた教師コーテットに入れていただき讃美することができたことです。中学1年生の時に初めて教師コーテットを聴き、その瞬間讃美の素晴らしさに魅了されました。そして、広島三育学院の "Coming Home" というCDを手に入れ、教師コーテットを聴きながら「いつかはこの先生達のような讃美ができたらいいな」と思いながら高校3年間を過ごしました。大学生になってもその憧れは少しも衰えることなく、モニターとしてこのキャンパスに来ることになったときも、一度でもいいから教師コーテットの仲間に入れてもらえたらいいなという淡い期待を胸に、キャンパスでの生活をスタートしました。そして1年過ごして、当時CDで聴いて憧れていた教師コーテットの先生方ほぼ全員と讃美をすることができました。そのほかにもたくさんの「コーテット好き」な先生方と、讃美の奉仕をする機会が与えられました。本当に恵まれた1年だったと思います。

バプテスマ

3月3日、中学の卒業礼拝の折、久木田優愛さん、長濱一可さん、岩井百合花さん(共に中学3年)と、原河内瑞希さん(高校2年)がバプテスマを受浸されました。今後の彼女らの信仰生活が、いつも主にあって支えられますようお祈りいたします。